

こんにちは!WEBディレクターとWEBエンジニアを兼任している野口です。
今回は、チームにおける仕組み化やルールづくりについて考えてみました。私自身がエンジニアをしているので、エンジニアチームを例に挙げていますが、これは「エンジニア特有」の話ではなく、どんなチームにも当てはまるのではないかと思います。
安定した品質を保ち、チーム全体のパフォーマンスを上げて、自律的なチームをつくるために、改めてチームの仕組みやルールづくりについて考えていきたいと思います。
まずは、チームのルールづくり・仕組みづくりで感じる課題について紹介します。
上記のようにドキュメントを作成したが読まれていないものも多くあったり、同じような内容のドキュメントが複数ありどちらを参考にしたらいいかわからない、といったような問題があります。
またルールや仕組みはあるがチームとして習慣化しないことや、マインド・価値観の浸透が難しく、チームのルールを増やすだけでは解決しないと感じています。
良いルールは、個人のスキルを支えるものではなく、チームとして品質の底上げやパフォーマンスの向上に繋がるものが良いルールではないかと考えます。
ルールを考えるうえで大切なことを考えてみました。
ルールは作るだけでなく、個人個人がルールの位置づけやあり方について理解することが大切と考えます。
ルールを仕事内容と捉えると、ルール通りに仕事をするだけになってしまい、自分で考え判断する力が育たなくなってしまい返って品質が下がることも考えられます。
目指している「自律したチーム」のためには、個人個人がルールや仕組みを守るだけのものではなく、チームとして品質の底上げを行うもので、チームを支えるものとして捉えることが大事になると考えます。
チームのルールは、「しないといけない」というイメージですが、「自然とやっている」状態になることが習慣です。
例えば以下のような判断基準が明確なものは、ルールとして適しています。
しかし、例外の対応の場合はどうでしょうか。
ルールにないから出来ない、やらない、となってしまうのはよくないです。そのためにルールを通して内容を理解して作業を行うことで判断基準を持てるようになることや、「わからないことは素直に聞く」といったような明文化していないことを習慣にする。そのような習慣づくりが大事になるのではないかと考えます。
今回の内容を踏まえて、チームのルールづくりを考えるうえで、以下の内容を意識することが大事ではないかと思いました。
改めて本質的な課題の解決・共有ができる、自律的なチームを目指していきたいと思います。まだまだ試行錯誤中ではありますが、参考になれば幸いです。