AIが写真の足りない背景を自動生成!Photoshopの生成塗りつぶし機能で自由自在に写真加工

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AIが写真の足りない背景を自動生成!Photoshopの生成塗りつぶし機能で自由自在に写真加工

AIが写真の足りない背景を自動生成!Photoshopの生成塗りつぶし機能で自由自在に写真加工

こんにちわ、デザイナーの中道です。
本日はPhotoshopの新機能「生成塗りつぶし」をご紹介します。
この機能、自分にとってはありがたすぎて、この機能を知ってからは使いまくっています。
これまでは写真の足りない部分は「塗りつぶし」の「コンテンツに応じる」機能に頼っていましたが、こちらは写真内にある要素を使用した追加のため、足りない範囲が多いとうまくいかないことがありました、、
しかし「生成塗りつぶし」は無かったものを新たに自動生成してくれるため、「コンテンツに応じる」で感じた違和感が払拭されます!

今回は、自分なりの使い方にはなりますが、この機能の使い道をご紹介したいと思います!

生成塗りつぶしとは

Photoshopの新機能「生成塗りつぶし」は、写真の足りない背景を生成したり、要らないものをキレイに消したり、無かった存在を追加したりを、Adobe Fireflyの生成AIが瞬時に作成してくれます
また、3案以上のアイデアを提案してくれるため、この中から好みのアイデアを選択することができます!

現在(2023年8月)の時点ではPhotoshop(ベータ版)のみで使用できる機能ですので、すでにPhotoshopをインストールしている方も「Photoshop(ベータ版)」をインストールする必要があります。

生成塗りつぶしの使い方

1.Photoshop(ベータ版)をインストール

Photoshop(ベータ版)をインストールしていない方はインストールします。

Photoshop(Beta版)インストール

2.Photoshop(ベータ版)で生成したい画像を開く

3.生成したい箇所を選択

生成に使用したい写真を開いたら、生成したい箇所を選択ツールで選択します。
(今回は写真左の人を選択しました)

4.「生成塗りつぶし」を選択

選択した範囲の上部(もしくは下部)に「生成塗りつぶし」の文字が現れますので、こちらを選択します。

入力フォームに変わりますが、今回は何も入力せず「生成」ボタンを選択します。
※入力フォームに生成したい内容を入力すると詳細な生成を行ってくれますが、Beta版は英語のみの対応のようです。

5.完成

人物が一人消えました!これで自動生成完了です。

さらに、3つのパターンが生成されますので、この中から好みのものを選択できます。

また、再度「生成」を選択するとさらにバリエーションが選択できます。
「生成塗りつぶし」では、「コンテンツに応じる」機能だと感じることの多い違和感がなく、ナチュラルで違和感のない画像を作成することが可能です!

背景を継ぎ足す

それでは、上記で人物を一人消した画像を横長にしてみます。

まず、背景を伸ばします。そして伸ばした透明の箇所を選択ツールで選択し、「生成」ボタンを選択します。

背景が継ぎ足されました。早い!簡単!すごい!

上記は別のバージョンです。こちらは木々が多いバージョンですね。
このように数パターン生成されるため、用途や好みでバターンが選択できます!

ちなみに「コンテンツに応じる」機能だと以下のようになります。

めっちゃ違和感ありです。(右上に人物のお尻が生成されてます、、)

その他の使い方

自分が知る限りにはなりますが、以下のような使い方もできます。

無かった存在を足す

足したい場所を選択ツールで選択し、入力フォームに「dog facing backwards」と入力しました。
すると、ワンちゃんが現れました!少し違和感はありますが、それっぽい写真になっています。

人物の服の色を変える

こちらは、色を変更したい場所を選択ツールで選択し、入力フォームに「red trousers」と入力しました。
人物のズボンの色を赤色に変えることができました!

生成したいものを入力するフォームへの指示の書き方を工夫することで、さらに幅広い使い方ができそうです。
しかし、上記以外にも利用してみましたが、人物を生成したり背景を変えたりすると、やはりAI独特の気持ち悪い写真が生成されたので、大きく変化させるような塗りつぶしにはまだまだ向いていないようです。

まとめ

この「生成塗りつぶし」機能をうまく活用することで簡単に画像加工でき、時間も大幅に短縮できそうです。

生成塗りつぶしは、商業利用可能なAdobe Fireflyの技術を利用した機能です。Adobe Stock画像やオープンライセンスの作品および著作権の切れた一般コンテンツを利用しているようです。
しかし、現在(2023年8月)の時点ではPhotoshop(ベータ版)アプリのAdobe Fireflyで生成されたコンテンツは、商業利用が許可されていません。
生成されたコンテンツの商業利用は、今年の後半に予定されている生成塗りつぶしのベータ版終了時に許可される予定です。

商業利用が許可されて、Adobe Fireflyの技術がさらに良くなることで、もっと様々なことに利用できそうでとても楽しみです。
今後もこのような機能をうまく活用して、制作の幅を広げられるようにしていきたいです。

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