こんにちは!WEBディレクターとWEBエンジニアを兼任している野口です。
アウラに入社し3年と少しが経ちました。改めて未経験エンジニアからWEB制作会社に入社してわかった本当に役に立つ技術と効率的な学習方法を実体験を踏まえてお伝えします。
「未経験からエンジニアになれるのか」、「何から学べばよいか」
私も同じ不安や疑問を抱えていました。この記事が、同じ悩みを持つ方の参考になれば幸いです。

結論から言えば、可能です。私自身、未経験から独学でプログラミングを学び、今ではエンジニアとして入社3年が経ちました。
私はWEBやITの学習スクールに通った経験はなく、完全独学でスタートしました。初めは何から手をつければいいかわからず、まずは何を学習するべきか調査を始めました。
振り返ると、この「自分で調べる力」こそがエンジニアにとって最も大切なスキルだと感じています。
私は、「自走できるかどうか」が重要になると考えています。また自己解決能力もエンジニアに必要なものになると考えています。
学習の過程で何に興味を持ち、どんな壁にぶつかり、どう解決したか。そのような経験があるかが評価につながると考えています。

私が独学で学んだ内容は以下のとおりです。
私は以下の学習を行いました。実際未経験からWEB制作会社に入るうえで必須ではないものもありますが、基本的に当時主流とされているものや興味のある技術を学びました。
付随して、FTPでのファイルアップロードやGithub経由でのデプロイ、 サーバー契約、ドメイン契約なども経験しました。
毎日最低4時間程度の時間を学習のために充てていました。
学習方法として意識していたのは、教材のコードを少しアレンジしサイトやWEBアプリをつくることです。アレンジすることで「模写」ではなく「思考」しながら進めることができます。
例えば、教材のお題が「タスク管理アプリ」の場合は、 自分なりに「チャットアプリ」に置き換えて実装してみました。インプットしたらすぐにアウトプットする。このサイクルが効率的な学習につながりました。

当社では、主にWordPressを用いてサイトの制作を行うことが多いため、以下の技術を事前に学習していて良かったと感じています。
PHPやJavascriptなどの言語を利用してもブラウザに実際に表示されているHTMLと、HTMLに当たるスタイルを理解する必要があるため大事になります。
また、SEOに配慮したセマンティックなマークアップも必要となりますので、ただデザイン通りに表示される実装だけでなくHTMLを正しく理解することが大切と感じています。
主にコーポレートサイトでは、WordPressを利用してブログやお知らせなどのコンテンツを管理することが当社では多いため、PHPの基礎を理解していることが大切でした。
またオリジナルのテーマを自作した経験から全体像を把握していたことで、実際の案件の中で詳しくなっていくことができました。
Gitはファイル(ソースコード)の変更履歴を管理でき、チーム開発では必須となっているため、事前に理解していたことで、すぐ馴染むことができました。

実際に現場で求められるスキルと、入社前後で実際にあったギャップについて紹介します。
現場で最も重要なのはコミュニケーション能力です。といっても、「話が上手」という意味ではなく、相手の話を聞き意図を正しく理解する力が求められます。
特に未経験の場合や入社間もない場合は、先輩エンジニアに比べ技術力がないですが、それよりも自ら進んで調査し、課題を解決する能力が大切となります。

HTMLやCSS、サーバーの仕組みといった基礎技術はほとんど変わることはありません。
新たな機能の追加や新しいサービスなどの普及はあっても、基礎知識があることで新しい技術の理解がスムーズになります。
顧客の要望やディレクターの指示を正しく理解し、ときにはエンジニアの視点から提案できる力。
これからのWEBエンジニアには、技術力に加えてこうした能力がますます求められると考えています。
今回は未経験エンジニアからWEB制作会社に入社し独学していて良かった内容と学習方法、今後のWEBエンジニアに必要なスキルについて紹介しました。
未経験からでも「自走力」と「コミュニケーション能力」を意識して学習を続ければ、WEB制作会社への入社は十分に可能です。 まずは基礎技術をしっかり身につけ、自分で調べて解決する習慣を作ることが大切です。 この記事が、これからWEBエンジニアを目指す方の参考になれば幸いです。