

こんにちは、エンジニアの仁木です。
メールでのコンテンツ配信は、サービスを利用しているユーザーとの重要なコミュニケーション手段です。
しかし、メールの一斉配信には様々な落とし穴があり、一歩間違えると企業の信頼を損なう可能性もあります。
今回は、メールマガジンなどの、メールの一斉配信の注意点をわかりやすく解説したいと思います。
メール配信は、実際にユーザーに送信する前の準備作業が大きく割合を締めます。
特に重要なのが「配信リスト」と「テスト送信」です。
本番配信前には、必ず社内のメンバーなどにテスト送信を行います。
メール本文の誤字・脱字のチェックやURLのチェックなど、お知らせ内容の確認のほか、異なるメールソフト(Gmail、Outlook、Yahoo!メールなど)での表示確認も重要です。
ユーザーへのメールの配信時に気をつけるべき法律に「特定電子メール法」があります。
「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」の略称であり、迷惑メールの送信を規制する法律です。
利用者の事前の同意がない限り広告・宣伝目的のメール送信を禁止する「オプトイン規制」や、送信者情報の表示義務、受信拒否の権利を保障することなどが定められています。
せっかく作成したメールも、ユーザー読まれなければ効果がありません。
一般的にはメールの開封率を、ユーザーに読んでもらったかどうかの指標にするケースが多いため、開封率を良くするための配信タイミングと配信頻度は重要になります。
平均的に月2~3回程度が多くの企業で採用されている目安となります。
コンテンツの内容に応じて頻度は調整が必要ですが、短い頻度で配信を続けると「迷惑メール」として認識され、配信停止や迷惑メールフォルダ行きの原因になるので、最初から短い頻度で配信するのではなく、コンテンツの質を高くするとともに、少しづつ頻度を短くしていくのが良いです。
メール配信でよくある失敗事例と、その対処法をご紹介します。
誤った内容を配信してしまった場合、すぐに訂正の謝罪メールを送信し、正しい内容をユーザーに案内することが必要です。
送信しようとしたメールが何らかの理由で相手に届かず、送信者に戻ってくるメールはバウンスメールと呼ばれます。
バウンスメールは、放置するとメール送信者側が「迷惑メール送信者」とみなされ、メールの受信サーバー側で受信拒否される問題が発生するため、エラーとなってメールアドレスを届けられない場合は、それらのメールアドレスは次回の配信リストからは除外しましょう。
また、メールの送信サーバー側でも一度に送信できるメール数に制限がされている場合もあります。
そういった場合は、一度に送信する件数を減らして段階的にメール送信を行うことで回避できます。(例えば、1,000件ずつ30分おきにメール配信するなど)
メールの一斉配信は、正しく行えば効果的なマーケティング施策となりますが、正しく実施するための準備や知識が必要であることがわかりました。
アウラでは、メールマガジンの配信や、配信先のリード顧客の管理といった、マーケティングに関する運用のお手伝いも可能です。
リード顧客の獲得や、自社サービスへのお問い合わせ増加の課題を持っていらっしゃる企業のWeb担当者様は、ぜひ一度アウラへご相談ください。