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- PHPの脆弱性やAIを悪用したサイバー攻撃はうちには関係ない?今こそホームページ全体を見直そう
最近、ニュースなどで「AIを悪用したサイバー攻撃」という言葉を目にする機会が増えてきました。
うちの会社に関係ない話だと、見過ごしていた方も多くおられたかと思います。
しかし、先日起きた「PHPの脆弱性」騒ぎで、自社のホームページへの影響を直に実感した企業様も多かったのではないでしょうか。
今回は、こうした事象がどのようなものなのか、そして本当に「自社ホームページに関係あるのか」を簡単にご紹介します。
文章づくりや調べものに便利なAIは、悪意のある人たちにとっても便利な道具になっています。
これまでホームページへの不正アクセスは、人が手間をかけて行うものでした。
しかし今は、AIを使えば「弱点のあるホームページ探し」を、休まず、大量に、すばやく行えるようになっています。
2026年10月22日に、PHPの脆弱性に関する注意喚起が、IPA(情報処理推進機構)から発表されました。
PHP(ピーエイチピー)は、お問い合わせフォームやお知らせの更新など、ホームページの裏側の動きを支えているプログラムです。
WordPressで作られたホームページも、このPHPの上で動いています。
今回見つかったのは、悪意のある第三者が離れた場所からホームページを乗っ取れてしまうおそれのある、とても危険な弱点(脆弱性)でした。
しかもこの弱点は、調査に関わった海外のセキュリティ会社がAIを使って見つけたとしています。
AIによって弱点が見つかるスピードは、これまでとは大きく変わってきているのです。
以下のような理由から「自社には関係ない」と思われていることがあります。
実際に今回、当社にも「うちのホームページは大丈夫?」というお問い合わせを多くいただき、サーバー会社が対策してくれたことで「このままで大丈夫」と判断された企業様も多数いらっしゃいましたが、残念ながら、それだけで安心とは言えません。
このような事象は、どの会社のホームページにも関係があるのです。
攻撃する側の目的は、情報を盗むことだけではありません。
ホームページを乗っ取って偽の広告や詐欺サイトへの案内を表示させることもあります。
当社でも実際に、ホームページを乗っ取られていたお客様のサイトの復旧対応を行ったことがありました。
つまり、盗まれるものがないから大丈夫とは言えないのです。
PHP 5系や7系は、何年も前に開発元のサポートが終わっているため、本来は修正版が出ません。
それでも今回は、多くのサーバー会社が、独自に修正を作って古いバージョンにも当ててくれました。
ホームページを賃貸マンションのお部屋に、サーバー会社を「大家さん」、PHPを「玄関のカギ」にたとえてみます。
今回は、古い玄関のカギに欠陥が見つかり、メーカーがもう部品を作っていないのに、大家さんが今回だけ特別に手作りで直してくれた、という状態です。

とてもありがたいことですが、カギが新しくなったわけではありません。
次も直してもらえる約束もありません。
そして何より、直ったのは「玄関」だけです。
窓も、合鍵の管理も、お部屋の中も、古いままです。
実際に、サーバー会社の中には、修正を当てたうえで、古いPHPを使っている方に新しいバージョンへの切り替えを勧めています。
ホームページを見直さず放置することで、企業自体の信用に影響を与えることもあります。
「あの会社のホームページからウイルスに感染した」「情報がもれた」という印象は、なかなか消えません。
ホームページの被害は、自社だけでなく、お客様や取引先にまで広がってしまうのです。
見直さずホームページを使い続けると、次のようなことが起こるおそれがあります。
また、信用とは別ですが、被害が起きてからの対応は、事前の見直しよりも時間と費用がかかってしまうことがあります。
【関連記事】ホームページは何年使える?信用を失わないために放置するリスクを理解する
「じゃあ、PHPを見直せば安全」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、 PHPはホームページを守るための部品のひとつにすぎないため、PHPだけを新しくしても十分ではありません。
ホームページ全体を見渡して、はじめて「安全」といえる状態になります。
そこで、まず次のことを見直すことをお勧めします。

WordPressの本体、プラグイン、お問い合わせフォームなど、ホームページの中ではさまざまなプログラムが動いています。
古いPHPの時代に作られたホームページは、こうしたプログラムも古いPHPに合わせて作られていることがほとんどです。
そのため、PHPのバージョンだけを上げても、中のプログラムが動かなくなったり、すでに開発が終わったプラグインがそのまま残っていたりします。
どんなプログラムが使われていて、更新されているのかを確認することが大切です。
今回の騒ぎのあとも、サーバー会社の中には、見覚えのない管理者アカウントや不審なファイルがないか確認するよう、利用者に呼びかけていたところがありました。
弱点が直っても、その前に入り込まれていれば、ホームページはすでに乗っ取られているかもしれないのです。
そのため、以下を見直すことが大切です。
万が一、被害にあった場合に、自社だけでは対応しきれないこともあります。
だからこそ、いざというときにすぐ対応・相談できる体制があるかどうかが、被害の大きさを左右します。
そのため、以下を見直すこともお勧めします。
ホームページを見直す必要があることは分かっても、「自社のホームページが今どの状態なのか、自分では判断できない」と感じた方も多いと思います。
PHPのバージョンや、中で動いているプログラムの状態は、外から見ただけでは分かりません。
また、古いホームページほど、ご自身で設定を変えると表示が崩れたり、フォームが動かなくなったりするおそれがあります。
だからこそ、まずは専門家にホームページ全体を見てもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。
当社では、PHPのバージョンだけでなく、中のプログラムや管理体制など、ホームページ全体の状態を確認し、「直して使い続ける」か「リニューアルする」かも含めてご提案します。
また、その後の保守まで対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。