本日はクリスマスですね。
ECサイトでクリスマスプレゼントを購入された方もいらっしゃると思います。
一年の中でECサイトの売上が大きく集中する時期が
11月から12月にかけてのホリデーシーズンだと言われています。
この時期は、ブラックフライデー、クリスマス、年末セールなど、
大型の購買イベントが連続する為、ECサイトへのアクセス数・注文数は大きく増加するそうです。
今回はそんなECサイトについて、 「良いECサイトとはどんなものか」を分かりやすくご紹介したいと思います。

インターネット上で商品を購入できるサイトをECサイトと呼びます。
お店に足を運ばなくても欲しい商品を選んで購入できるため、利用されたことがある方も多いのではないかと思います。
ECサイトを開いたとき、私たちは無意識のうちにある判断をしています。
・「なんとなく見づらい」
・「探しにくそう」
・「ちょっと不安を感じる」
実はこれらの判断は、
数秒以内に行われていると言われています。
価格やスペック、レビューを見る前に
「サイトの見た目」だけでページを閉じてしまうことも少なくありません。
ECサイトにおいてデザインは、装飾ではなく「このサイトで買って大丈夫か」を判断する材料になります。
ユーザーに迷わず購入してもらうためには安心感を与えることが大切です。
では、そんな安心感はどこから判断されているのでしょうか。

では、なぜ先ほどのような印象を持つのでしょうか。
分かりやすく整理してみました。
・「なんとなく見づらい」
→ 写真の雰囲気がバラバラ、文字が多すぎる
・「探しにくそう」
→ カテゴリが分かりづらい、次にどこを押せばいいか分からない
・「ちょっと不安を感じる」
→ 価格や送料がすぐに見つからない
こうした小さな違和感が積み重なると、
「今回はやめておこう」と感じてしまうのです。
ECサイトのデザインは、実店舗でいう店舗レイアウトと接客であり、
運営側がただ商品情報を並べている場所ではありません。
お店に例えると、
• 商品ページ:商品が並んでいる棚
• 購入ボタン:レジ
• 写真や説明文:店員さんの説明
のようになります。
実店舗では、店員さんが
「こちら人気ですよ」
「この商品がおすすめです」
「レジはこちらです」と声をかけてくれますよね。
ECサイトでは、
その案内や接客をすべてデザインで行っています。
文字の配置、写真の大きさ、ボタンの色や位置など、
すべてが「次に何をすればいいか」を伝える役割を持っています。
デザインによってユーザーが商品検索から購入まで躓くことなくスムーズに進めて、
初めて購入につながるのです。

ここからは、ユーザーにとって使いやすいECサイトにするための
シンプルなポイントを紹介します。
運営する側は、
「できるだけ詳しく説明したい」と思いがちです。
しかし、情報が多すぎると
・どこを見ればいいか分からない
・判断に時間がかかる
といった状態になり
結果として商品ページやサイトからの離脱につながります。
本当に必要な情報を整理して見せることで、
ユーザーは迷わず行動しやすくなります。
ユーザーが購入までスムーズに進めるためにも
ECサイトでは情報を減らす勇気が必要になります。
商品の写真は、おしゃれさも大切ですが
それ以上に重要なのは「使う姿を想像できるかどうか」です。
・サイズ感が分かる
・使う場面が想像できる
・ユーザーが確認したい角度や細部について確認できる
こうした写真があると、
ユーザーは「自分が使う姿」を自然に想像することができ、安心して購入しやすくなります。
ECサイトもWebサイトと同じく、作って終わりではありません。
使われる中で
・迷うポイント
・分かりづらいところ
が必ず見えてきます。
そこを少しずつ直し、安心して購入できる流れを整えることで
より使いやすいサイトになっていきます。
良いECサイトとは、
ユーザーが迷わず、安心して買い物ができるサイトだと思います。
ECサイトもWebサイトと同じく「完成して終わり」ではなく、
使われ続ける中で磨かれていくものです。
一つひとつは目立たない調整でも、
その背景には、常に「ユーザーの立場で考える姿勢」があり、
それが「また使いたい」と思ってもらえるサイトにつながります。
これからも「使う人の立場で考えること」を大切にしながら、
良いECサイトとは何かを考え続けていきたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。