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Webサイトは「固定されたデザイン」から「変化する体験」へ進化する?!ジェネレーティブUIとWeb制作の関係性

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Webサイトは「固定されたデザイン」から「変化する体験」へ進化する?!ジェネレーティブUIとWeb制作の関係性

Webサイトは「固定されたデザイン」から「変化する体験」へ進化する?!ジェネレーティブUIとWeb制作の関係性

こんにちは、デザイナーの中道です。
最近はAIという言葉を聞かない日はなくなりましたね。
かく言う自分もWeb制作を行うにあたって、制作に役立てたり、情報を集めたり、AIに関するご相談を伺ったりするようになりました。
改めて、AIはWeb制作にとって無関係ではいられない存在になっていると実感しています。

Webサイトは「設計して公開するもの」で、「どのユーザーがアクセスしても、同じURLなら同じ画面が表示される」ことが当たり前になっていました。
しかし、AIの進化によって、この前提が少しずつ変わり始めています。

生成AIの進化は、テキストや画像の生成に留まらず、表示の仕方や画面構成を状況に応じて変えることも可能になってきました。
それが「ジェネレーティブUI(Generative UI / GenUI)」です。

この「UIも状況に応じて変わる」という設計思想は、これからのWebに少なからず影響を与えるかもしれません。
今回は、そのジェネレーティブUIの基本概念から、現在のWebサイトにどう関係するのか、そしてどのように取り入れるかなどをまとめてみました。

ジェネレーティブUIとは

ジェネレーティブUIとは、ユーザーの行動や属性、状況データに応じて、UI(画面構造・コンテンツ・レイアウト)を動的に生成・変化させる仕組みを指します。

これまでのWebサイトは、誰が見ても同じ構成・同じ順番の「固定されたデザイン」で表示されていましたが、ジェネレーティブUIは、初めて訪問した人や何度も訪れている人、特定のページをよく見ている人など、状況に応じて表示を「変化する体験」をユーザーに与えることが可能です。

例えば、ChatGPTで質問した際に質問の内容によって、箇条書きで整理されたり、表形式でまとめられたりと、表示の仕方が変わります。
これは内容だけでなく「UIの構造」もその場で組み立てられている、ジェネレーティブUIの一例とも言えます。

ページを見せるのではなく、その人に合わせた体験を組み立てる
それがWebサイトにおけるジェネレーティブUIの本質です。

ジェネレーティブUIがもたらすWeb制作の変化予想

「ページ」という概念の消失

トップページ、サービスページ、会社概要ページといったあらかじめ設計されたページではなく、ジェネレーティブUIの場合、ユーザーの行動や属性によって、必要なパーツがその場で組み合わさる仕組みに変化します。

デザイナーの役割の変化

デザイナーの仕事も、ページを決まった形として完成させるという設計から、「デザインシステムとルールの設計」が主な業務に変化します。
そのため、デザイナーの業務はより高度になる可能性があります。

コンバージョン率の向上

ユーザーの迷いを、AIが案内係として先回りし解消するため、離脱率が減少し結果としてコンバージョン率の向上が期待できます。

活用シーン例

企業サイト

たとえば資料請求ページで、ユーザーの業種や過去の閲覧履歴に応じて資料の表示順を変えるとします。
同業種の導入事例を上位に表示したり、何度も見られているサービスの関連資料を目立たせたりするだけでも、自社に関係のある情報だと感じてもらいやすくなります。
大きくデザインを変えなくても、並び順や強調したい内容を調整するだけで体験は変わります。
その結果、必要な情報にスムーズにたどり着けるようになり、問い合わせへの意欲を高めることにつながります。

採用サイト

学生と中途採用希望者では知りたい情報が異なるため、表示するコンテンツの順番や導線を切り替えるだけでも、必要な情報へ自然に誘導できます。
また、閲覧中の職種に応じて社員インタビューを差し替えることで、自分が働く姿をより具体的にイメージしてもらいやすくなります。
こちらも閲覧してもらう情報の優先順位を調整するだけで理解度は高まり、結果として採用のミスマッチを減らす効果が期待できます。

オウンドメディア

オウンドメディアでは、どの記事を読んだかという履歴そのものが、ユーザーの関心を示す重要なデータになります。
読了記事の傾向から、次に読むべき記事をユーザーの検討フェーズに合わせて情報を再構成することで、営業で言えばヒアリングをしながら資料を出し分けるように、ユーザーを導ける可能性があります。
結果として、滞在時間と回遊率の向上が見込め、コンバージョン率アップに繋がります。

実装における課題

前述の内容はとても理想的な仕様ですが、現時点でジェネレーティブUIには課題も多く存在します。

統一感の維持

AIが自由にUIを生成すると、Webサイト自体の統一感が損なわれる可能性があります。
そのため、トンマナやフォントサイズ、余白サイズやパーツなどを、これまでより緻密に設計した「デザインシステム」が必要になります。

UIハルシネーション

見た目は整っていても、実際には誤った内容や存在しない情報を生成してしまうハルシネーションが、UIの生成においても同様のリスクがあります。
例えば、実際には機能が実装されていないのに押せそうなボタンを表示してしまったり、連携のない入力欄を生成してしまったりする可能性があります。
そのため、完全自動化ではなく、あらかじめ定義したコンポーネントやルールの範囲内で動かすなど、設計と管理の仕組みを整えたうえで活用する必要があります。

ユーザーの学習コスト

訪れるたびに画面構成が大きく変わってしまうと、ユーザーはどこに何があるのかを覚えられず、逆に使いづらさを感じてしまう可能性があります。
ヘッダーなどの基本構造は固定し、表示する情報の優先順位や強調する事例などを状況に応じて変化する仕様にするなど、可変する箇所都市ない箇所の切り分けの判断が必要になります。

制作会社としての考え

ジェネレーティブUIは、理想的な新たな技術というよりも、設計の延長線上にある進化だと思います。
設計が整っているWebサイトほど、いつの間にか心理的に効果を与え、無意識にアクションへ導くことができます。
これは、ジェネレーティブUIを実装する以前にWebサイト制作では必ず考えるべきUI構造のひとつです。

この構造ををより効率よく発揮できるよう、「固定されたデザイン」から「変化する体験」へと少しずつ変化していくのかもしれないと感じました。
その流れを新しい機能として構えるのではなく、自社のサイトを良くし続ける延長線上にある変化として捉えることが大切だと思います。
いま目の前の課題をより良くするという積み重ねが、結果として次の時代のWeb体験につながっていくのではないでしょうか。

制作に携わる立場として、これまでのやり方も踏襲しつつ、新たな技術ともかけ合わせつつ時代に沿った提案を行っていきたいです。

 

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