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- 「断捨離」はWebサイトが生き残るカギ
こんにちは。「もったいない」と思って何でも残してしまう周(シュウ)です。
Webサイトのリニューアルや日常の更新において、私たちはつい「何を載せるか」「何を増やせるか」を考えがちです。
実績の追加、ブログの更新、そして新事業の紹介ページの作成など、Webサイトはこうして少しずつ規模が大きくなっていきます。
しかし逆に、「何を捨てるか」を考える機会は滅多にありません。
今回は、Webサイトにおける「断捨離(引き算)」についてお話しします。

Webサイトに一度公開された情報は、削除しない限り勝手に消えることはありません。
運用・更新を重ねる中で新しい情報が増える一方、古い情報もそのまま蓄積され続けます。
放置すると、閲覧者にとって情報の鮮度も落ちているように感じてしまいます。
たとえば、
こうした情報が積み重なることで、Webサイトはだんだんと「古い印象」を与えるようになっていきます。
ビジネス環境や会社の成長に伴い、顧客のニーズも変化します。
伝えるべき「今の姿」が変わっている以上、新しい情報の追加はもちろん、不要になった古い情報の整理・削除も同等に重要なのです。

では、なぜ企業側は不要な情報の削除に踏み切れないのでしょうか。
そこには、次のような心理が働くからです。
お金をかけて苦労して制作したものを取り下げるのは、会社のみなさんも企業側にとっても精神的な負担が大きいものです。
しかし、Webサイトを訪れる閲覧者は、そうした企業側の事情を一切知りません。
結果として、次のようなストレスを感じてしまいます。
企業側と「最短で課題を解決したい」閲覧者側との間に大きな気持ちの乖離が生じ、Webサイトは本来の成果を発揮できなくなってしまいます。

Webサイトは会社の歴史を詰め込む「キャリーケース」ではありません。
「今の自社の強み」を分かりやすく見せるための看板です。
人間が古い細胞を新しい細胞に入れ替えて健康を保つように、Webサイトにも「新陳代謝」が欠かせません。
では、Webサイトの「断捨離」は具体的にどんな対策が有効でしょうか。
選択肢や情報量が多すぎると、人の脳は「選択のストレス」を感じて離脱してしまいます。
閲覧者の関心がない情報を削りとって、迷わず必要な情報にたどり着き、ストレスなくお問い合わせできる導線を整えます。
「顧客データを集めたい」という事業者側の都合で必須項目を増やすと、入力の手間から途中で離脱するユーザーが激増します。
初期段階で不要な項目(住所や部署名など)を思い切って削除することで、コンバージョン率(成約率)の向上が期待できます。
似たようなテーマのページが複数散在すると、SEO評価も分散されてしまいます。Googleから「重複コンテンツ」とみなされ、検索順位が下がる原因になります。
情報を1つの質の高いページに、資産として集約し、古いページから301リダイレクト(転送)を設定します。そうすると、サイト全体のSEO評価を高めることができます。
生成AIを活用すれば、Webサイトの改善案や情報コンテンツを無数に作成できる時代になりました。
選択肢が溢れているからこそ、「どの案を採用し、何を捨てるか」を決断する人間の役割が重要になっています。
AIはアイデアを増やす「足し算」は得意ですが、自社のブランディングや顧客の混乱を防ぐために責任を持って情報を削る「引き算」は苦手です。
これからのWeb担当者には、コンテンツを作ること以上に、情報を適切に取捨する「審美眼」が求められます。
Webサイトの「断捨離」とは、決して過去の積み上げを捨てることではありません。
Webサイトという資産を磨き、「今の会社の魅力」を閲覧者へより分かりやすく届けるための工夫です。
情報を足すことにとらわれず、思い切った引き算で「閲覧者が最短で価値を感じられるサイト」を目指してみませんか?